プロパティについて
概要
初期値 | “overflow-block: visible;” |
適用対象 | ブロック・コンテナ、フレックス・コンテナ、グリッド・コンテナ |
継承 | No |
パーセント値 | パーセント値は指定できません |
計算値 | 指定した値(ただし、“overflow-block”プロパティの値が“visible”と“clip”のいずれでもない場合、“visible”は“auto”、“clip”は“hidden”とみなされます) |
アニメーション | 離散 |
“overflow-block”プロパティは要素の領域に収まりきらず、ブロック軸方向にはみ出してしまうコンテンツの処理方法を指定するプロパティです。
“overflow-block”プロパティと“overflow-inline”プロパティの関係は“overflow-x”プロパティと“overflow-y”プロパティの関係と同じですが、“writing-mode”プロパティによる書字方向の指定の影響を受けます。
サンプルコード
値
値 | 説明 |
---|---|
visible | 要素からあふれるコンテンツは要素の外側にはみ出して表示されます |
hidden | 要素からあふれるコンテンツはパディング・ボックスに合わせて切り取られ、スクロールバーなどのスクロールのためのインターフェースも表示されません (スクリプトなど他の手段によってスクロールすることができます。) |
clip | 要素からあふれるコンテンツは“overflow-clip-margin”プロパティで指定した境界で切り取られ、スクロールバーなどのスクロールのためのインターフェースも表示されません (スクリプトなど他の手段によってスクロールすることもできません。) |
scroll | 要素からあふれるコンテンツはパディング・ボックスに合わせて切り取られますが、スクロールして表示することができます (スクロールバーなどのスクロールのためのインターフェースがあふれるコンテンツの有無にかかわらす表示されます。また、プリンターは要素からあふれた部分を印刷する場合があります。) |
auto | 要素からはみ出すコンテンツがある場合は“scroll”、なければ“hidden”として扱われます (スクロールのためのインターフェースははみ出すコンテンツがある場合のみ表示されます。) |
共通キーワード |
“overflow-inline”プロパティの値が“visible”と“clip”のいずれでもない場合、“visible”は“auto”、“clip”は“hidden”とみなされます。
使用例
横書きの場合
div { overflow-block: hidden;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: clip;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: scroll;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: auto;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
縦書きの場合
div { overflow-block: visible;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: hidden;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: clip;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: scroll;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
div { overflow-block: auto;}
春は曙。
やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。
夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。
まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。