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text-decoration-line”プロパティ:テキストに引く線の種類CSS3で追加

記事Dec. 12th,2020
テキストに引く下線、上線、取り消し線を指定するプロパティ
この記事はCSS3に対応しています。
この記事はCSS3に対応しています。

プロパティについて

概要

初期値 text-decoration-line: none;
適用対象 すべての要素
継承 No
パーセント値 パーセント値は指定できません
計算値 指定したキーワード
アニメーション 離散

text-decoration-line”プロパティは要素のテキストに引く下線、上線、取り消し線を指定するプロパティです。

text-decoration-line”プロパティは子要素に継承されませんが、それでも下線や上線、取り消し線は子孫のものも含むすべてのテキストに設定が反映されます。子孫要素に別途text-decoration”プロパティtext-decoration-line”プロパティを適用したとしても設定を取り消すことはできません。

サンプルコード

span { text-decoration-line: underline;}

説明
none ライン装飾を行わず、禁止もしない (祖先要素にライン装飾が設定されている場合にそれを“none”で取り消すことはできません。)
underline テキストに下線を引く
overline テキストに上線を引く (“underline”とは逆側に線を引きます。)
line-through テキストの中央に線を引く
blink注意 テキストを点滅させる (非推奨であり、代わりにCSSアニメーションを使用することが推奨されます。ユーザー・エージェントは点滅を無効にすることができます。)
spelling-errorCSS Text Decoration Level 4 で追加 ユーザー・エージェントがスペリングの誤りがある箇所を示すために使用するライン装飾 (どのような装飾を使用するかはユーザー・エージェントに依りますが、通常は赤色の波線が使用されます。他のライン装飾に影響を与えるプロパティは無視される場合があります。)
grammar-errorCSS Text Decoration Level 4 で追加 ユーザー・エージェントが文法の誤りがある箇所を示すために使用するライン装飾 (どのような装飾を使用するかはユーザー・エージェントに依りますが、通常は緑色の波線が使用されます。他のライン装飾に影響を与えるプロパティは無視される場合があります。)
共通キーワード

underline”、“overline”、“line-through”、“blink”はホワイトスペースで区切って記述することで複数併用することができます。

span { text-decoration-line: underline line-through;}

仕様書

定義されている仕様書
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
勧告(REC) 勧告(REC) 勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
text-decoration-line
定義なし

定義なし

定義あり

定義あり
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
勧告(REC) 勧告(REC) 勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
none
定義なし

定義なし

定義あり

定義あり
underline
定義なし

定義なし

定義あり

定義あり
overline
定義なし

定義なし

定義あり

定義あり
line-through
定義なし

定義なし

定義あり

定義あり
blink
定義なし

定義なし

非推奨

非推奨
spelling-error
定義なし

定義なし

定義なし

定義あり
grammar-error
定義なし

定義なし

定義なし

定義あり

使用例

テキストに引く線の種類を指定する

<p>
彼女は「<span>猫は上のかぎり黒くてことはみな白き</span>」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。
</p>
span { text-decoration-line: underline;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

span { text-decoration-line: overline;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

span { text-decoration-line: line-through;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

span { text-decoration-line: blink;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

span { text-decoration-line: spelling-error;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

テキストを点滅させる

<p>
彼女は「<span>猫は上のかぎり黒くてことはみな白き</span>」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。
</p>
span { text-decoration-line: grammar-error;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

ブラウザは“blink”に対応していたとしても点滅を無効化する場合があります。

複数の値を指定する

<p>
彼女は「<span>猫は上のかぎり黒くてことはみな白き</span>」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。
</p>
span { text-decoration-line: underline line-through;}

彼女は「猫は上のかぎり黒くてことはみな白き」と記していた。つまり彼女はおなかが白くて背中が黒い猫が好きだったのだ。

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