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rotateY()”関数CSS3で追加

記事Aug.3rd,2021
要素をY軸を回転軸として回転させるCSSの関数、“rotateY()”について
この記事はCSS3に対応しています。
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rotateY()”関数

rotateY()”関数は要素をY軸を回転軸として回転させるための関数です。

<transform-function>”値として使用することができ、transform”プロパティで要素を回転させることができます。

引数は1個の<angle>”値で、回転する角度を表します。

rotateY(〚回転する角度〛)

値が正の数である場合はY軸の正の側から原点を見て時計回り、値が負の数である場合は反時計回りの回転を表します。回転する角度が0度の場合は単位を省略して“0”とすることができます。

回転軸はtransform-origin”プロパティで指定した原点を通ります。原点は既定では要素の中心です。

同様の回転はrotate3d()”関数でも表すことができます。

Y軸を回転軸とする回転
rotate3d(0,1,0,〚回転する角度〛)
変形マトリクス

以下は“rotateY(a)”を表す変形マトリクスの成分です。

m11 m21 m31 m41
m12 m22 m32 m42
m13 m23 m33 m43
m14 m24 m34 m44
calc(1 - 2 * pow(sin(a / 2),2)) 0 calc(-2 * sin(a / 2) * cos(a / 2)) 0
0 1 0 0
calc(-2 * sin(a / 2) * cos(a / 2)) 0 calc(1 - 2 * pow(sin(a / 2),2)) 0
0 0 0 1

使用例

.transform-1 { transform: rotateY(0);}
.transform-2 { transform: rotateY(30deg);}
.transform-3 { transform: rotateY(90deg);}
.transform-4 { transform: rotateY(180deg);}
.transform-5 { transform: rotateY(360deg);}
.transform-6 { transform: rotateY(-90deg);}
rotateY(0deg)
rotateY(30deg)
rotateY(90deg)
rotateY(180deg)
rotateY(360deg)
rotateY(-90deg)

仕様書

定義されている仕様書
Level 1 Level 2
勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
rotateY()
定義なし

定義あり
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