引用元を示す
“blockquote”要素は“cite”属性を指定して引用元の文書のURLを示すことができますが、“cite”属性で指定されたURLはブラウザには表示されません。なのでユーザーにもわかるように引用元を示すためにはそれとは別にテキストなどで引用元について記述する必要があります。
引用元を示すためには“cite”要素を使用することができます。
<p>紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われ、<cite>『紫式部日記』</cite>で紫式部は以下のように記しています。</p>
<blockquote>
<p>
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
</p>
</blockquote>
<p>このように紫式部は清少納言を批判しているのですが、しかし当時2人は面識はなかったのではないかという見方が有力です。</p>
紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われ、『紫式部日記』で紫式部は以下のように記しています。
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
このように紫式部は清少納言を批判しているのですが、しかし当時2人は面識はなかったのではないかという見方が有力です。
“blockquote”要素の中に引用部分とともに引用元を記述することもできますが、その場合は“cite”要素もしくは“footer”要素の中に記述されなければいけません。
<p>紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われ、実際紫式部は以下のように記しています。</p>
<blockquote>
<p>
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
</p>
<footer>
紫式部著<cite>『紫式部日記』</cite>
</footer>
</blockquote>
紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われ、実際紫式部は以下のように記しています。
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
以下は“figure”要素と“figcaption”要素を使用した例です。
<p>紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われています。</p>
<figure>
<blockquote>
<p>
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
</p>
</blockquote>
<figcaption>
紫式部著<cite>『紫式部日記』</cite>より抜粋
</figcaption>
</figure>
紫式部は同時代に生きて宮廷につかえた清少納言とライバル関係にあったと言われています。
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人。さばかりさかしだち、真名書き散らしてはべるほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。かく、人に異ならむと思ひ好める人は、かならず見劣りし、行末うたてのみはべれば、艶になりぬる人は、いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ、をかしきことも見過ぐさぬほどに、おのづからさるまじくあだなるさまにもなるにはべるべし。そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよくはべらむ。
仕様書
“blockquote”要素はHTML2.0から定義されている要素です。現行の仕様であるHTML Living Standardでも定義されています。
DOMインターフェース
[Exposed=Window]
interface HTMLQuoteElement : HTMLElement {
[HTMLConstructor] constructor();
[CEReactions] attribute USVString cite;
};
UAスタイルシート
@namespace url(http://www.w3.org/1999/xhtml);
blockquote {
display: block;
margin-block-start: 1em;
margin-block-end: 1em;
margin-inline-start: 40px;
margin-inline-end: 40px;
unicode-bidi: isolate;
}
/* 文書の文字エンコーディングが ISO-8859-8 である場合 */
blockquote {
unicode-bidi: bidi-override;
}