“@import”ルール
“@import”ルールはスタイルシートに別のファイルに記述されたスタイルシートのCSSルールを取り込みます。
“@import”ルールによって参照されるスタイルシートが有効なものであれば、その“@import”ルールが配置された場所に記述されているかのように扱われます。ただし、“@namespace”ルールのような効果の範囲が記述されたスタイルシートに限定されるCSSルールやスタイルシートの中で配置される順番が定義されているCSSルールは“@import”ルールによって取り込まれません。
“@import”ルールは“@charset”ルール以外のすべてのCSSルールよりも前に記述されなければなりません。“@charset”ルールと他の“@import”ルール以外のCSSルールよりも後に記述された“@import”ルールは無効です。
“@import”ルールは条件付グループ・ルールの中に配置することはできませんが、メディア・クエリやフィーチャー・クエリを使用することで取り込んだCSSルールを適用する条件を指定することができます。
“@import”ルールの構文
“@import”ルールの基本の構文は“@import”に続く“<url>”値もしくは“<string>”値として記述された1個のスタイルシートのURLからなります。
“<string>”値として記述されたURLは同じURLを引数として含む“url()”関数と同じように扱われます。
条件付きの“@import”ルール
URLに続き、いずれも任意であるフィーチャー・クエリとメディア・クエリ・リストを記述することで取り込まれるCSSルールの適用条件を限定することができます。
フィーチャー・クエリは“supports()”関数の引数として記述します。通常フィーチャー・クエリのサポーツ・フィーチャーは括弧(“(”と“)”)で囲みますが、演算子を使用しない単独のサポーツ・フィーチャーを“supports()”関数の中に記述する場合は重複する括弧の省略が可能です。
メディア・クエリ・リストとフィーチャー・クエリをいずれも省略した場合は取り込んだスタイルシートにある条件付グループ・ルールやHTMLの“link”要素などで制約がない限り無条件で適用されます。