

#
“rel="prefetch"”
“rel="prefetch"”が指定された“link”要素は事前に取得するべき外部リソースを示します。
取得されたリソースはキャッシュに保存されます。取得されたリソースがスクリプトやスタイルシートの場合に自動的に実行されたり、適用されることはありません。
次にウェブページを遷移するときに利用する可能性が高いと予想されるリソースを指定しておくと遷移時にリソースを取得するのにかかる時間を削減することができます。
“as”属性を併せて指定すると、HTTPヘッダーや優先順位正しく設定するなど、リソースの取得の過程を最適化することができます。
この値は“body-ok”であり、“rel”属性の値に他に“body-ok”でない値が含まれない場合は“link”要素は“body”要素の中にも配置できます。
サンプルコード
<link rel="prefetch" href="sample-script.js" as="script">
#
属性と値
| 属性 | 値 | ||
|---|---|---|---|
| 属性 | 説明 | 値 | 説明 |
| 必須属性 | |||
| rel="" | 文書と外部リソースの関係 | prefetch |
リンク先を事前に取得する |
| リンクタイプ | 文書と外部リソースの関係 | ||
| href="" | 文書と関連付ける外部リソース | URL | 事前に取得するべき外部リソースのURL |
| 任意属性 | |||
| グローバル属性 | |||
| crossorigin="" |
外部リソースを読み込む時のCORSリクエストを設定 | anonymous | CORSリクエストを実行するが、SSL証明書、HTTP認証などの認証情報は使用しない |
| use-credentials | CORSリクエストを実行し、SSL証明書、HTTP認証などの認証情報を使用する | ||
| media="" | 外部リソースが対象とするメディア | メディアクエリ | 外部リソースが対象とするメディア条件 |
| hreflang="" | 外部リソースが記述されている言語 | 言語コード | 外部リソースが記述されている言語 |
| type="" | 外部リソースのデータの種類 | MIMEタイプ | 外部リソースのMIMEタイプ |
| referrerpolicy="" |
リファラーポリシーを指定 | リファラーポリシー | リファラーポリシーを指定 |
| as="" |
先行して読み込む外部リソースの利用先 | audio | “audio”要素で埋め込まれる音声ファイル |
| video | “video”要素で埋め込まれる動画ファイル | ||
| track | “track”要素で埋め込まれる動画ファイル | ||
| script | “script”要素などで埋め込まれる外部スクリプト | ||
| style | “link”要素で読み込まれるスタイルシート | ||
| font | “@font-face”ルールで読み込まれるフォントファイル | ||
| image | “picture”要素や“img”要素で埋め込まれる画像ファイル | ||
| embed | “embed”要素で埋め込めれるリソース | ||
| object | “object”要素で埋め込めれるリソース | ||
| document | “frame”要素や“iframe”要素で埋め込まれるHTML文書 | ||
| リクエストデスティネーション | “Fetch”仕様書に定義されたキーワード | ||
| fetch | フェッチまたはXHR要求でアクセスされるリソース | ||
| fetchpriority="" |
外部リソースの読み込み時の優先度を指定する | high | 同じ種類の外部リソースと比較して取得の優先度が高いことを示す |
| low | 同じ種類の外部リソースと比較して取得の優先度が低いことを示す | ||
| auto | 同じ種類の外部リソースと比較時の優先度を自動的に判断すべきであることを示す | ||
| title="" | 外部リソースに補足情報を付ける | テキスト | 補足情報 |
“rel”属性の値は空白文字で区切ることで複数の値を指定できます。
#



Oct.6th, 2020

























