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atan2()”関数CSS Values and Units Module Level 4 で追加

記事Jul.6th,2021
2個の引数の逆正接を表すCSSの関数、“atan2()”について
この記事はCSS3に対応しています。
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atan2()”関数

atan2()”関数は2個の引数の逆正接を表す三角関数です。

atan2()”関数が返す値は“-180°”よりも大きく、“180°”以下の<angle>”値を表すラジアン角です。

引数は1個以上の数式をコンマ(“,”)で区切って記述します。

atan2(〚y座標〛,〚x座標〛)

atan2()”関数はxy​平面上で、2個目の引数をx座標、1個目の引数をy座標とする点と原点を結ぶ直線と、x軸の正の部分がなす角度を値として返します。

引数には数学関数(clamp()”関数max()”関数など)や数式が使用できます。引数は<number>”値<dimension>”値<percentage>”値のいずれでも良いですが、2個の引数は同じ型でなければなりません。

引数に無限(“+∞”もしくは“-∞”)や“0”を含む場合に“atan2()”関数が返す値は以下の通りです。

x=-∞​ x<0
(x​≠∞)
x=0- x=0+ 0<x
(x​≠∞)
x=+∞
y=-∞ -135° -90° -90° -90° -90° -45°
y<0
(y​≠∞)
-180° -90° -90° 0-°
y=0- -180° -180° -180° 0-° 0-° 0-°
y=0+ 180° 180° 180° 0+° 0+° 0+°
0<y
(y​≠∞)
180° 90° 90° 0+°
y=+∞ 135° 90° 90° 90° 90° 45°

使用例

“1”と“√3”の逆正接
atan2(sqrt(3),1)

“1”と“1”の逆正接
atan2(1,1)

仕様書

定義されている仕様書
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
勧告(REC) 勧告(REC) 勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
atan2()
定義なし

定義なし

定義なし

定義あり
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