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pow()”関数CSS Values and Units Module Level 4 で追加

記事Jul.5th,2021
引数のべき乗を表すCSSの関数、“pow()”について
この記事はCSS3に対応しています。
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pow()”関数

pow()”関数は引数のべき乗を表す関数です。

pow()”関数が返す値は<number>”値です。

引数は2個の<number>”値をコンマ(“,”)で区切って記述します。

pow(〚底〛,〚べき指数〛)

1個目の引数は底(べき乗される数)、2個目の引数はべき指数を表します。

引数には数学関数(clamp()”関数max()”関数など)や数式が使用できます。

底が負の有限数(無限ではない)であり、べき指数も有限数である場合、べき指数は整数値でなければなりません。そうでなければ“pow()”関数が返す値は“NaN”です。

底もしくはべき指数が無限(“+∞”もしくは“-∞”)か“0”である場合、“pow()”関数が返す値は以下のようになります。

べき指数が負の無限(“-∞”)である場合
底が“-1”未満であれば、“0+”です。
底が“-1”であれば、“NaN”です。
底が“-1”よりも大きく、“1”未満であれば、“+∞”です。
底が“1”であれば、“NaN”です。
底が“1”よりも大きければ、“0+”です。
べき指数が負の有限数である場合
底が“-∞”である場合は、べき指数が奇数であれば“0-”、そうでなければ“0+”です。
底が“0-”である場合は、べき指数が奇数であれば“-∞”、そうでなければ“+∞”です。
底が“0+”である場合は“+∞”です。
底が“+∞”である場合は“0+”です。
べき指数が“0”である場合
返す値は常に“1”ですです。
べき指数が正の有限数である場合
底が“-∞”である場合は、べき指数が奇数であれば“-∞”、そうでなければ“+∞”です。
底が“0-”である場合は、べき指数が奇数であれば“0-”、そうでなければ“0+”です。
底が“0+”である場合は“0+”です。
底が“+∞”である場合は“+∞”です。
べき指数が正の無限(“+∞”)である場合
底が“-1”未満であれば、“+∞”です。
底が“-1”であれば、“NaN”です。
底が“-1”よりも大きく、“1”未満であれば、“0+”です。
底が“1”であれば、“NaN”です。
底が“1”よりも大きければ、“+∞”です。

使用例

2の3乗(23)
pow(2,3)

2の3乗根(∛3)
pow(2,1 / 3)

仕様書

定義されている仕様書
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
勧告(REC) 勧告(REC) 勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
pow()
定義なし

定義なし

定義なし

定義あり
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