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“mod()”関数
“mod()”関数は引数の剰余を値として返す剰余関数です。
“mod()”関数は以下の値が使用できる場所で使用できます。
- “<length>”値
- “<frequency>”値
- “<angle>”値
- “<time>”値
- “<flex>”値
- “<resolution>”値
- “<percentage>”値
- “<number>”値
- “<integer>”値
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“mod()”関数の構文
引数は被除数(除算される数)、除数(除算する数)の順に2個の数式をコンマ(“,”)で区切って記述します。
引数には数学関数(“clamp()”関数や“max()”関数など)や数式が使用できます。引数は“<number>”値、“<dimension>”値、“<percentage>”値のいずれでも良いですが、2個の引数は同じ型でなければなりません。
引数の符号がどちらも同じである場合、“mod()”関数は被除数に除数の整数倍を加算、もしくは減算して得られる数のうち、“0”と除数の間にあるものを値として返します。この範囲には除数が正の数であれば“0+”、除数が負の数であれば“0-”を含み、除数は含みません。この時、“mod()”関数と“rem()”関数は同じ値を返します。
引数の符号が異なる場合も同様に、“mod()”関数は被除数に除数の整数倍を加算、もしくは減算して得られる数のうち、“0”と除数の間にあるものを値として返します。返される値は除数と同じ符号になります。この時、“rem()”関数は“0”と除数の正負を逆転した数の間にある数を返すので、“mod()”関数と“rem()”関数は異なる値を返します。
除数が“0(“0+”もしくは“0-”)”である場合、もしくは被除数が無限(“+∞”もしくは“-∞”)である場合は“mod()”関数が返す値は“NaN”です。
除数が無限で被除数が“0”ではない除数と異なる符号の数である場合は“mod()”関数が返す値は“NaN”です。
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