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rem()”関数CSS Values and Units Module Level 4 で追加

記事Jul.6th,2021
引数の剰余を表すCSSの関数、“rem()”について
この記事はCSS3に対応しています。
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rem()”関数

rem()”関数は引数の剰余を値として返す剰余関数です。

rem()”関数は以下の値が使用できる場所で使用できます。

rem()”関数の構文

引数は被除数(除算される数)、除数(除算する数)の順に2個の数式をコンマ(“,”)で区切って記述します。

rem(〚被除数〛,〚除数〛)

引数には数学関数(clamp()”関数max()”関数など)や数式が使用できます。引数は<number>”値<dimension>”値<percentage>”値のいずれでも良いですが、2個の引数は同じ型でなければなりません。

引数の符号がどちらも同じである場合、“rem()”関数は被除数に除数の整数倍を加算、もしくは減算して得られる数のうち、“0”と除数の間にあるものを値として返します。この範囲には除数が正の数であれば“0+”、除数が負の数であれば“0-”を含み、除数は含みません。この時、“rem()”関数とmod()”関数は同じ値を返します。

引数の符号が異なる場合は被除数に除数の整数倍を加算、もしくは減算して得られる数のうち、“0”と除数の正負を逆転した数の間にある数を値として返します。返される値は被除数と同じ符号になります。この時、mod()”関数は引数の符号が同じ場合と同様に“0”と除数の間にある数を値として返すので、“rem()”関数とmod()”関数は異なる値を返します。

除数が“0(“0+”もしくは“0-”)”である場合、もしくは被除数が無限(“+∞”もしくは“-∞”)である場合は“rem()”関数が返す値は“NaN”です。

使用例

“5”を“2”で割った余り
rem(5,2)

“-5”を“2”で割った余り
rem(-5,2)

“15”を“7”で割った余り
rem(15,7)

仕様書

定義されている仕様書
Level 1 Level 2 Level 3 Level 4
勧告(REC) 勧告(REC) 勧告候補(CR) 作業草稿(WD)
rem()
定義なし

定義なし

定義なし

定義あり
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