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“itemprop”属性について
“itemprop”属性は要素の内容のマイクロデータのプロパティ名を指定する属性です。プロパティ名は最も近い祖先要素の“itemtype”属性で指定された定義(“ボキャブラリー”)に基づくもので、マイクロデータが何を表現しているのかを表します。
また、“itemprop”属性が指定された要素は最も近い“itemscope”属性を指定された祖先要素が生成するアイテムを構成するマイクロデータを表します。指定した要素によって何がマイクロデータとなるのかが異なります。
- 要素が“itemscope”属性を指定されている時
- マイクロデータは“itemscope”属性によって生成されたアイテム
- 要素が“meta”要素
- マイクロデータは要素の“content”属性の値
- 要素が“audio”要素、“embed”要素、“iframe”要素、“img”要素、“source”要素、“track”要素、“video”要素のいずれかである時
- マイクロデータは要素の“src”属性から得られる絶対URL
- 要素が“a”要素、“area”要素、“link”要素のいずれかである時
- マイクロデータは要素の“href”属性から得られる絶対URL
- 要素が“object”要素である時
- マイクロデータは要素の“data”属性から得られる絶対URL
- 要素が“data”要素である時
- マイクロデータは要素の“value”属性の値
- 要素が“meter”要素である時
- マイクロデータは要素の“value”属性の値
- 要素が“time”要素である時
- マイクロデータは要素の“datetime”属性の値、“datetime”属性の値がなければその内容
- 上記以外の時
- マイクロデータは要素の内容であるテキスト
いずれの場合も該当するものが見つからない場合はマイクロデータは空文字列となります。
グローバル属性なのですべての要素に対して指定することができます。
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指定できる値
属性値 | 説明 |
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プロパティ名 | “itemtype”属性で指定された定義に基づくプロパティ名 |
値は空白文字で区切ることで複数指定することができますが空の値とすることはできません。
“itemprop”属性の値は“itemtype”属性で指定された定義に基づくプロパティ名です。例えば“itemtype”属性の値が“http://
プロパティ名 | 説明 |
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author | 著者 |
dateCreated | 作られた日付 |
dateModified | 変更が加えられた日付 |
datePublished | 最初に出版された日付 |
editor | 編集者 |
genre | ジャンル |
publisher | 出版者 |
text | テキストコンテンツ |
translator | 翻訳者 |
また、“http://
プロパティ名 | 説明 |
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alternateName | 別名 |
description | 説明 |
name | 名前 |
なお、以上で示したプロパティ名は定義されているものから一部のみ抜粋したものです。
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