#
“コンテンツ・カテゴリー”とは?
“コンテンツ・カテゴリー(Content categories)”は似た特徴を持つHTMLの要素を分類したものです。
HTML4までは要素は“ブロックレベル要素”と“インライン要素”の分類によってに分類されていましたが、HTML5でこの分類は廃止されて代わりにコンテンツ・カテゴリーでより細かく分類されるようになりました。
コンテンツ・カテゴリーは要素を配置できる場所や要素に内包できるコンテンツを定めたコンテンツ・モデルの定義に利用されます。
ほとんどの要素は1つ以上のコンテンツ・カテゴリーに属します。複数のコンテンツ・カテゴリーに属したり、どのコンテンツ・カテゴリーにも属さない要素もあります。また、指定された属性などの条件によって属するコンテンツ・カテゴリーが変わる場合もあります。
#
コンテンツ・カテゴリーの一覧
メタデータ・コンテンツ | ユーザーエージェントが処理するための情報を表す要素 |
フロー・コンテンツ | “body”要素内に配置できる要素 |
セクショニング・コンテンツ | アウトラインを生成する要素 |
ヘッディング・コンテンツ | 見出しを表す要素 |
フレージング・コンテンツ | テキストを表す要素 |
エンベッディッド・コンテンツ | 外部リソースを埋め込む要素 |
インタラクティブ・コンテンツ | ユーザーが操作することができる要素 |
#
その他のカテゴリー
要素によっては前述の主要なコンテンツ・カテゴリー以外の分類にも属している場合があります。
パルパブル・コンテンツ | 明確なコンテンツを表す要素 |
スクリプト支援要素 | スクリプトで使用されるデータを定義した要素 |
フォーム関連要素 | フォームに関連付けることができる要素 |
トランスペアレント・コンテンツ・モデル | 親要素のコンテンツ・モデルに影響を与えない要素 |
セクショニング・ルート | 独自の階層構造を生成する要素 |
また、すべての要素はコンテンツ・カテゴリーだけでなく、“空要素”、“テンプレート要素”、“生テキスト要素”、“エスケープ可能生テキスト要素”、“外来要素”、“普通要素”のいずれかにも分類されます。