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HTML5.2への変更点

記事Jul. 25th,2018
Aug.21st,2020
HTML5.1からHTML5.2への要素や属性の主な変更点。新しい要素と属性や変更、廃止された要素と属性の一覧

HTML5.2

“HTML5.2”とは?

HTML5.2”は2017年12月14日にW3Cによって勧告されたHTML5のマイナーアップデートです。大幅な変更はありませんが要素や属性の細かな仕様変更が行われています。

仕様書

HTML5.2の仕様書はW3Cのウェブサイトで閲覧することができます。

要素の変更点

追加された要素

以下の要素はHTML5.2で新しく追加されました。

要素 用途
<dialog> ダイアログボックスを表す

変更された要素

以下の要素はHTML5.2で変更されました。

要素 変更点
<datalist> 空のoption”要素を子要素として配置できるようになりました
<div> dl”要素内に配置できるようになりました
<legend> fieldset”要素内のlegend”要素内に見出し要素を配置できるようになりました
<main> ユーザーに表示されるのが一つである場合に限り複数のmain”要素を同じ文書内に配置できるようになりました
<style> body”要素内に配置できるようになりました

廃止された要素

以下の要素はHTML5.2では廃止されたため使用できません。

要素 用途
<keygen> 暗号鍵を生成する
<menu> 操作メニューを表す
<menuitem> 操作メニューの項目を表す

属性の変更点

追加された属性

以下の属性はHTML5.2で新しく追加されました。

要素 属性 用途
<iframe> allowpaymentrequest="" “Payment Request API”の実行を許可する
referrerpolicy="" リファラーポリシーを指定する
<img> referrerpolicy="" リファラーポリシーを指定する
<link> nonce="" “Content Security Policy”のワンタイムトークンを指定する
referrerpolicy="" リファラーポリシーを指定する
<select> autocomplete="" オートコンプリートの可否を指定する

以下の属性は一度廃止されましたがHTML5.2で再び定義されています。

要素 属性 用途
<img> longdesc="" 画像を説明した文書のURL

以下のイベントハンドラ属性はHTML5.1で新たに追加されました。

属性 用途
onauxclick="" 要素をマウスのホイールボタンでクリックした時に実行されるスクリプト
onloadend="" メディアのデータの読み込みが終わる時に実行されるスクリプト

変更された属性

以下の属性はHTML5.2で変更されました。

要素 属性 変更点
<form> method="" 属性値として“dialog”を指定できるようになりました
<iframe> sandbox="" 属性値として“allow-presentation”を指定できるようになりました
<link> sizes="" rel="apple-touch-icon"の時にも指定できるようになりました
<meta> name="" 属性値としてreferrerを指定できるようになりました
<script> type="" 属性値として“module”を指定できるようになりました

廃止された属性

以下の属性はHTML5.2では廃止されたため使用できません。

要素 属性 用途
<input> inputmode="" 入力する時のソフトウェアキーボードの種類を指定する
<textarea> inputmode="" 入力する時のソフトウェアキーボードの種類を指定する

以下のグローバル属性はHTML5.2では廃止されたため使用できません。

属性 用途
contextmenu="" コンテキストメニューに関連付ける
dropzone="" ドロップしたアイテムの受け入れ方法を指定する

以下のイベントハンドラ属性はHTML5.2では廃止されたため使用できません。

属性 用途
oncontextmenu="" コンテキストメニューを表示した時に実行されるスクリプト
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