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要素について
カテゴリー | フロー・コンテンツ、フレージング・コンテンツ、パルパブル・コンテンツ |
利用場所 | フレージング・コンテンツが置ける場所 |
内容 | フレージング・コンテンツ |
タグの省略 | 不可 |
“q”要素は短い引用を表す要素です。
多くのブラウザでは“q”要素の内容にブラウザの言語設定に合わせて自動的に鉤括弧(“「”と“」”)や引用符(“"”)を追加します。これらの重複を避けるため、“q”要素の内容に鉤括弧や引用符を含むべきではありません。
引用元のタイトルを表すためには“cite”要素を使用することができます。
“q”要素は短い引用を表すための要素です。段落のようなまとまった引用をするためには“blockquote”要素を使用します。
サンプルコード
一般的なブラウザでは“q”要素の内容は鉤括弧や引用符を自動的に追加します。
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引用元を示す
“q”要素は“cite”属性を指定して引用元の文書のURLを示すことができますが、“cite”属性で指定されたURLはブラウザには表示されません。なのでユーザーにもわかるように引用元を示すためにはそれとは別にテキストなどで引用元について記述する必要があります。
引用元を示すためには“cite”要素を使用することができます。
<p>
彼女は<cite>『紫式部日記』</cite>の中で<q>清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人</q>と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。
</p>
彼女は『紫式部日記』の中で清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人
と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。
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仕様書
“q”要素はHTML4.0から定義されている要素です。現行の仕様であるHTML Living Standardでも定義されています。
DOMインターフェース
[Exposed=Window]
interface HTMLQuoteElement : HTMLElement {
[HTMLConstructor] constructor();
[CEReactions] attribute USVString cite;
};
UAスタイルシート
@namespace url(http://www.w3.org/1999/xhtml);
q::before {
content: open-quote;
}
q::after {
content: close-quote;
}