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q”要素:短い引用

記事Apr. 14th,2015
July 7th,2020
短い引用を表す要素
この記事はHTML Living Standardに対応しています。
この記事はHTML Living Standardに対応しています。

要素について

q”要素は短い引用を表す要素です。

多くのブラウザでは“q”要素の内容にブラウザの言語設定に合わせて自動的に鉤括弧(“「”と“」”)や引用符(“"”)を追加します。これらの重複を避けるため、“q”要素の内容に鉤括弧や引用符を含むべきではありません。

引用元のタイトルを表すためにはcite”要素を使用することができます。

q”要素は短い引用を表すための要素です。段落のようなまとまった引用をするためにはblockquote”要素を使用します。

サンプルコード

<p>
彼女は<q>清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人</q>と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。
</p>

彼女は清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。

一般的なブラウザでは“q”要素の内容は鉤括弧や引用符を自動的に追加します。

属性と値

属性
属性 説明 説明
必須属性
なし
任意属性
グローバル属性
cite="" 引用元の文書 URL 引用元の文書のURL

引用元を示す

q”要素はcite”属性を指定して引用元の文書のURLを示すことができますが、cite”属性で指定されたURLはブラウザには表示されません。なのでユーザーにもわかるように引用元を示すためにはそれとは別にテキストなどで引用元について記述する必要があります。

引用元を示すためにはcite”要素を使用することができます。

<p>
彼女は<cite>『紫式部日記』</cite>の中で<q>清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人</q>と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。
</p>

彼女は『紫式部日記』の中で清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人と記しており、清少納言のことをあまり快く思っていなかったことが窺える。

仕様書

q”要素はHTML4.0から定義されている要素です。現行の仕様であるHTML Living Standardでも定義されています。

定義されている仕様書
HTML 4 HTML 5 HTML 5.1 HTML 5.2 HTML Living Standard
<q>
定義あり

定義あり

定義あり

定義あり

定義あり
DOMインターフェース
[Exposed=Window]
interface HTMLQuoteElement : HTMLElement {
[HTMLConstructor] constructor();

[CEReactions] attribute USVString cite;
};
UAスタイルシート
@namespace url(http://www.w3.org/1999/xhtml);

q::before {
content: open-quote;
}

q::after {
content: close-quote;
}
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